歯周病

【歯周病】
歯ぐきの腫れ、痛みはありませんか?

歯ぐきの腫れ、痛みはありませんか?

歯周病は症状のない方も要注意で、自覚症状がないまま進行する怖い病気です。
日本では30代の3人に2人が歯周病になっていると言われており、決して他人事ではありません。

歯周病

歯周病とは、歯と歯を支える組織におけるさまざまな病態の総称です。
歯周病は歯ぐきの腫れや出血がありますが、痛みを感じないことが多く、気がついたときには歯を抜かなければならないこともしばしばあります。

歯周病の疑いのある症状

  • 歯ぐきに赤く腫れた部分がある。
  • 口臭がなんとなく気になる。
  • 歯ぐきがやせてきたみたい。
  • 歯と歯の間にものがつまりやすい。
  • 歯をみがいたあと、歯ブラシに血がついたり、すすいだ水に血が混じることがある。
  • 歯と歯の間の歯ぐきが、鋭角的な三角形ではなく、おむすび形になっている部分がある。
  • ときどき、歯が浮いたような感じがする。
  • 指でさわってみて、少しグラつく歯がある。
  • 歯ぐきから膿が出たことがある。

歯周病と全身疾患への関わり

歯周病で歯を失うと、からだ全体に大きな影響が及びます。
全身のさまざまな病気に関わっていることが分かってきていますが、特に、関わりがある病気は次の3つのです。

認知症

物忘れが病的になった状態。何らかの原因で脳が委縮するアルツハイマー型と、脳卒中の後遺症としておこる脳血管性があります。

心症・心筋梗塞

心臓の筋肉に栄養を送る冠動脈が狭くなったり、詰まることでおこる心臓病です。動脈硬化が進行しておこります。

糖尿病

血糖値が高い状態が続いておこります。ひどくなると、さまざまな合併症をもたらし、歯周病もその一つといわれます。

歯周病の進行段階と治療法

Ⅰ期
歯肉炎
歯肉炎【症状】歯周ポケット3mm以内
歯周病菌の出す毒素などで歯ぐきに炎症がおこる。赤く腫れるが、見ただけでは分からないこともある。
【治療】歯の周りの歯垢や歯石を取り除き、毎日規則正しくていねいにブラッシングを行う。
Ⅱ期
軽度歯周炎
軽度歯周炎【症状】歯周ポケット3mm以上~5mm以内
歯周ポケットという溝ができ、歯垢や歯石がたまる。歯ぐきから出血したり、膿が出ることもある。歯槽骨が溶け始める。
【治療】歯周ポケットの歯石を取り除き、ブラッシングとマッサージを行う。
Ⅲ期
中等度歯周炎
中等度歯周炎【症状】歯周ポケット5mm以上~7mm以内
炎症が奥まで進み、歯ぐきはブヨブヨした状態になり、血や膿が出て、口臭もひどくなる。歯槽骨がかなり溶けて、歯がぐらついてくる。
【治療】ブラッシング、マッサージ、歯石の除去と、必要に応じて歯周外科手術を行う。
Ⅳ期
重度歯周炎
重度歯周炎【症状】歯周ポケット7mm以上~
歯周病の末期症状。歯槽骨がほとんどなくなって、歯根が露出する。ものを噛むことができず、歯が抜けることもある。
【治療】歯の保存は難しく、抜歯が必要となることが多い。

歯周病の検査方法

歯周病の原因は1人1人異なりますので、治療していく前に検査を行い、1人1人に適した治療を行っていきます。

歯周ポケット診査

歯周ポケットの深さを一本一本測定して、歯周病の進行度の目安とします。

レントゲン撮影

レントゲンによって骨の呼吸度を測定して、進行度を調べます。

歯周病の治療方法

歯周ポケット掻爬(そうは)術

中期の歯周病に行う外科処置です。歯ぐきに局部麻酔を行い、歯周ポケットの中にこびりついた歯石や炎症をおこしている歯肉部分などを除去します。

歯周病治療の流れ

歯周病の原因は歯垢(プラーク)ですので、プラークを除去し、付きにくくすることが治療の基本となります。

歯科衛生士による歯みがき指導や歯間ブラシ、デンタルフロスなどで改善をはかります。簡単に落とせる歯石やプラークを落していき、検査にて改善を確認します。軽度の歯周炎の方はここまでで治療が完了します。

中等度~重度の歯周炎の場合、歯石が深くまであるため取りきれません。このような場合は外科的な治療が必要となります。 麻酔をしてから歯肉の切開をし、歯と歯肉の間に溜まっていた歯石や歯垢(プラーク)除去します。

歯周病の予防方法

口の中の細菌を完全になくすことは難しく、歯周病は再発しやすいので、治療完了後も定期的なメンテナンスが必要となります。

再発防止には患者さん自身による歯垢(プラーク)のコントロールだけでなく、定期的に歯科医師や歯科衛生士による検診や治療を受け、メンテナンスすることが重要です。すぐに予防をスタートしましょう。

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